名古屋タカシマヤ物語にみるWeb解析 その1


前回の名古屋タカシマヤ物語はもう読まれましたか? まだの方は → 名古屋タカシマヤ物語

 

さて、本日は解説編ですね。

 

【名古屋タカシマヤ物語】

祝日の晴天!あなたは、名駅の名古屋タカシマヤまでおでかけしました。

 

高島屋のエントランスはこの季節クリスマスイルミネーションが飾られていて、多くのかたが写メを撮っていますよね。

あなたも一緒になって写メをとっていたら、隣の高校生のお嬢さんをつれていた親子連れもやはり熱心にとっていましたが、

写真を撮り終わった瞬間、「パッセいこ!」という娘さんとともにその場を立ち去りました。

 

わかりやすいようにHPに関することは青字にし、解析は赤字にしてみました。

 

まずは・・・・

高島屋のエントランスはこの季節クリスマスイルミネーションが飾られていて、多くのかたが写メを撮っていますよね。

これ、みなさんのHPでいうところの「TOPページ」になります。パッと目を引くようになにか特徴をつけますよね?

タカシマヤのエントランスでは「クリスマスシーズン」ということから同時に年末年始のバーゲンが近いことも知ってる方がいます。

また、気づいていなかった「ニーズ」を引き出すことにも役立ちます。

たとえば、「クリスマス」を連想させることによって「今年はケーキ買ってみようかなぁ」とか「自分にご褒美買っちゃおうかなぁ」という。

顧客の呼び起こしも可能なのがTOPページです。

 

次に・・・・・

あなたも一緒になって写メをとっていたら、隣の高校生のお嬢さんをつれていた親子連れもやはり熱心にとっていましたが、

写真を撮り終わった瞬間、「パッセいこ!」という娘さんとともにその場を立ち去りました。

 

これは「直帰」をあらわしています。

エントランスはトップページでしたよね?エントランス・・・つまり表紙だけみてその場(HP)から帰ってしまった人を

「直帰」といい、その比率を「直帰率」といいます。

 

さらに話は進んで・・・・

あなたはエントランスのイルミネーションをみて、エレベーター横にあるフロアー案内をみてみたら、レディースのフロアーが4階にあることがわかりました。

どんなのがあるのだろう・・・・と期待をもって、4階まであがってみました。

今度は4階のフロアーガイドをみてみると、バーバーリーや、組曲、INDIVI 、リリーブラウンなど魅力的なお店があります。

そこで、まずは、バーバリーから覗いてみましたが、お目当てのものがなかったので、次のINDIVIにいってみました。

INDIVIで、素敵なトップスを見つけたあなたは思わずこれを購入してしまいました。

 

 

エレベーター横にあるフロアー案内はHPのトップページにある「メニュー」や「タブ」といわれるものです。

そのHPにはどういうものをそろえているかを一覧にしてあるものですね。お客さんを中に誘導するには、しっかりとした魅力的なタブはやはり必要です。

4階のフロアーガイドをみてみると・・・・はそのタブからとんだページの中にある更なるメニューです。

葵接骨院のHPであれば、トップページから、サロンのタブに進むとその先にサロンのメニュー、フェイシャルや足かっさというものがあります。

 

バーバリーから覗いてみましたが、お目当てのものがなかったので、次のINDIVIにいってみました。

というのが、「ページビュー数」というものになります。ショッピングでいえば、何軒お店を渡り歩いたかということです。

HPなら1人の人が何ページ平均してみたか?なら平均ページビュー数として数字が出されます。アナリティックスであれば「ページ/セッション」で表されています。

平均ページビュー数が多いということは、それだけ魅力的なお店が多いということを示しています。一方、わかりにくいHPでさまよっている場合もあります。

 

そしてINDIVIで、素敵なトップスを見つけたあなたは思わずこれを購入してしまいました。は契約数としてアナリティクスでは「コンバージョン」としてでてきますが、ここは設定によってもさまざまですので、言葉だけ知ってもらえればいいです。

 

 

物語の前半を解説してみましたがいかがでしょうか?

少しだけ数字に興味をもってもらえると助かります。

明日は後半についてお話をしてみたいと思います。